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名古屋ワイン会開催レポート|はじめての自然派ワインとチーズの会を開催しました
2022年9月25日(日)と10月1日(土)、レンタルスペース アコエコト様で、「はじめての自然派ワインとチーズの会」を開催しました。
開催中はマスク着用、出来る限りの安全に配慮し、計12名の方にお楽しみ頂きました。
この記事では、ワインレッスン概要、参加者様のリアルな声、どんなワインをお楽しみいただいたのか、をレポートしていきます。
今回は初めて2日程にて開催!自然派ワインを知りたい人が多かったです!
こんなに違う、自然派ワインのカテゴリー
自然派ワインといっても、実は
- ブドウの作り方
- 醸造方法
によって、いろいろなパターンに定義されます。
今回は日本人で初めてマスターオブワインに選ばれた大橋建一さんの著書「自然派ワイン」と、大橋さんが日本ソムリエ協会の協会雑誌に寄稿した記事をもとに自然派ワインを学びました。
自然派ワインといっても、ワインの法律で決められているわけではないのが現状。なので、人によって「自然派ワインの定義が違う」のが、今の現状です。
ちなみに、今回は大橋氏のコラムをもとに自然派ワインの定義をこのようなパターンで学んでいきました。
- 慣行農業でつくられたブドウで、亜硫酸塩を使わずに醸造されたワイン
- 有機農業認定を受けていないけど有機農業でつくられたブドウで、亜硫酸塩を使って醸造されたワイン
- 有機農業認定を受けていないけど有機農業でつくられたブドウで、亜硫酸塩を使わずに醸造されたワイン
- 有機農業認定を受けてつくられたブドウで、亜硫酸塩を使って醸造されたワイン
- 有機農業認定を受けてつくられたブドウで、亜硫酸塩を使わずに醸造されたワイン
このようなパターンによる違いや、醸造方法の手順、亜硫酸塩の役割などを約30分聞いていただいたあと、3種類のワインと、フランス産とイタリア産のナチュラルチーズ2種類をお楽しみいただきました。
どんな人が来ていたの?どんなきっかけで参加しているの??
当日、どんな人が来ていたのか、どんな会場の雰囲気だったのか、写真でご紹介します。(写真の掲載許可を頂いています)
12名の皆様のうち、初参加の方が6名、リピート参加の方が6名。
ご参加いただいた方の参加きっかけは、
- 前回楽しかったから、おいしいワインが飲みたくて参加
- 家だと自分しかワインを飲まなくて、ワインを飲む機会がないから
- 自然派ワインをよく飲むけど、違いがよくわからないから知りたくて
- 主催者と偶然知り合って、興味を持って
など、「ワインが好き!もっと知りたい!」という方のご参加がほとんどでした。
初対面同士でも、ワインがおいしいお店の情報交換や、自分なりのワインの楽しみ方などなど、いろんなお話しで盛り上がっていました😊
明るくて素直、前向きでさわやかな方のご参加が多く、「参加者同士の交流が楽しい」とお言葉をいただいています。
違いがわかるようになる自然派ワイン3種類飲み比べ
自然派ワインの基本を学んでいただいた後は、普通のワインと自然派ワインの3種類を飲み比べ。
①リースリング ビシクレタ レゼルバ
1本目は普通のワイン。
まずは、慣行農業でつくられたブドウ・普通の醸造方法で作られたワインを体験しました。
このワインの味を基本として、自然派ワインの味わいがどのように違うかを飲み比べ体験していきます。
生産者:コノスル
産地:チリ ビオビオヴァレー
ブドウ品種:リースリング100%
酸味: | (2 / 5) |
フルーティ: | (4 / 5) |
辛口さ: | (4 / 5) |
「自然派ワインだからおいしい」ということでもないので、まずは普通のワインを。
自然派ワインは「おいしいワインを作るために、作り方が普通と違うだけ」。なのでおいしいことが大前提なんですが、残念ながら世の中にはおいしくない自然派ワインも存在しています悲。
それを体験を通じて感じていただけるため、普通のワイン代表としてデイリーワインのコノスルを。こちらはリースリングの華やかさ・酸味を持っていて、お家でカジュアルに飲めるおいしい1本。
「これなら家飲みワインにいいね~」と人気の1本でした。
②ヴィブラシオンVibrations
生産者:ヴィニョブル・デュ・レヴール
生産地:フランス アルザス地方
ブドウ品種:リースリング100%
酸味: | (2 / 5) |
フルーティ: | (5 / 5) |
辛さ: | (4 / 5) |
こちらは有機栽培でつくられたブドウを使い、亜硫酸を少量だけ使って作られたワイン。さらに、酵母は培養酵母ではなく自生酵母を使っているため、①より産地と品種の個性が出ているワインになります。
①と比べると産地が違うためブドウの個性は少し違いますが、果実味が強く、蜜りんごのようなジューシーな甘さ。でも、酸味もありとてもバランスがとれたおいしい1本。
少量だけ亜硫酸塩が追加されているのは、おそらく瓶詰時のワインが酸化しない目的で使われていると推測しますが、そのためか、いやな香りもなく、ストレスがなく飲めた印象です。
参加者のみなさまからも人気で、筆者は一番好きな1本でした^^
③リースリング RN422
最後の1本は有機栽培で、かつ、亜硫酸塩を全く使わず醸造されたワイン。
亜硫酸塩が使われていないため、酸化防止力が弱め。そのため酸味が強くなっていくことと、どんどん色が濃くなっていくのがユニークな1本。
生産者:ジュリアン・メイエー
生産地:フランス アルザス地方
ブドウ品種:リースリング100%
酸味: | (4 / 5) |
フルーティ: | (3 / 5) |
辛さ: | (3 / 5) |
①と②に比べると、香り・味わいともにとても複雑で、それは自生酵母を使っていることと亜硫酸塩を使っていないことが一番大きいと感じますが、チーズと合わせるととてもおいしくいただけました。
ワイン単体で楽しむよりも、お食事と合わせると、このような自然派ワインはグビグビ楽しめるかもしれません。
ワインのお供はどんなチーズが食べられるの?
今回は、以下の2種類のチーズをお楽しみいただきました。
- フランスのノルマンディー地方産のウォッシュチーズ「ポン・レヴェック」
- イタリアのパルマ県などの中央部で作られるハードチーズ「パルミジャーノ・レッジャーノ」
チーズの本場で作られたナチュラルチーズは、香り高く、複雑でうまみがたっぷりなのが特徴。
普段なかなか食べ比べすることない本場のチーズとワインを合わせておいしく召し上がっていただきました。
参加者様の声
ご参加いただいた皆様から頂いたご感想を紹介させてください!
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まとめ
今回は自然派ワインが初めての方でも「自然派ワインがどんなワインか」「自然派ワインが自分の好みかどうか」を楽しく体験できるイベントでした。
ご参加いただいた12名のみなさま、ありがとうございました!
ワインがあるくらしでは、ワインビギナーの方でも飲み比べが楽しめるイベントを開催しています。
2023年は「ワイン検定」が受けられるようになりますので、そちらもお楽しみにー!