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スロヴェニアワインとは?ワインの先生が3本をテイスティング&レビュー


スロヴェニアワインを見つけたけど、おいしいのかな?

スロヴェニアは昔からワインを造っている伝統ある国ですよ!
この記事はスロべニアワイン専門店EAST TO EAST様にワインをご提供いただき執筆されています。
スロヴェニアってどんな国?

スロヴェニアは、イタリア・オーストリア・ハンガリー・クロアチアに囲まれた、ヨーロッパの小さな国。

過去の歴史を振り返ると、オーストリア・ハプスブルク帝国だった時代が長く、文化的には西欧圏に属しています。
旧ユーゴスラビアだった時代は社会主義体制下でワイン造りは一時停滞を余儀なくされたこともありました。

社会主義国時代は大変だったんですね

主な気候帯は地中海性気候や大陸性気候で、場所によって差があるのが特徴です。

どんなワイン造りをしているのか、詳しく見てみましょう。
スロヴェニアワインの魅力とは?

スロヴェニアの白ワインは、地理的にイタリアとオーストリアに隣であることから、イタリアの華やかさとオーストリアの凛とした酸味を合わせ持つような味わい。全体的に繊細でエレガントな印象です。
国際品種(ピノ・グリやリースリングなど)も多く栽培されていますが、なかにはRanina(ラニナ)などの土着品種も存在し、その土地らしい個性を感じられるのが魅力。
スロヴェニアならではの品種はこれ
スロヴェニアでは昔から栽培されてきた土着品種のワインも造られています。
こんなブドウ品種があります
- レフォシュク(黒ブドウ)
- ツァメトフカ(黒ブドウ)
- モドラ・フランキニャ(黒ブドウ)など
今回は、そんなスロヴェニアから届いた白ワイン3本を実際にテイスティングしました。

どんな味わいのワインなんだろう?
今回テイスティングしたスロヴァキアワイン3本
今回ご紹介するのは、こちらの3本。すべてスロヴェニアの白ワインです。
今回テイスティングした3種類の白ワイン
- レンスキ・リースリング
- シヴィ・ピノ(=ピノ・グリ)
- ラニナ※土着品種

それぞれの特徴を、1本ずつご紹介していきますね。
やさしい酸が魅力 PULLUS レンスキ・リースリング

レンスキ・リースリングは、ドイツ系のリースリング。
リースリングは白いお花の香りやぺトロール香と言われる香り、余韻の酸味が特徴のブドウ品種です。

スロヴェニアのリースリングは?
スロヴェニアのレンスキ・リースリングはとってもリースリング!
香りは白いお花の香りや、マンゴー、アプリコットといった甘やかな香りを感じます。
こんな香りを感じました
- 完熟したマンゴー
- アプリコット
- 全体的に甘やかな香り


このワインの味わいは?
レンスキ・リースリングの味わいは残糖を感じるほんのり甘やか。味わいには厚みがあり、ボリューム感があります。
しっかり冷やして、フルーティーを楽しむのにぴったりな1本でした。

ワイナリー名 | Ptujska klet |
生産国 | スロヴェニア |
産地 | Styria Slovenia |
ブドウ | レンスキ・リースリング |
アルコール度数 | 11.9% |
糖度 | 10.1 g / l |
おいしさが増すペアリング

リースリングのフルーティーさが、エビの塩味とマッチ。グビグビ飲めちゃうコンビでした。
果実味たっぷり ZLATI GRIC Sivi Pinot

シヴィ・ピノ は、ピノ・グリのスロヴェニア名。同じブドウ品種でも、国が変わると名前が変わるのはおもしろいですね。
こちらのワインは外観から推測するにおそらくオレンジワインかな?と思います(醸造情報がないため予想ですが)。
こんな香りを感じました
- オレンジ、マンダリン
- 甘やかなキャンディー
- 紅茶
- 白胡椒


このワインの味わいは?
シヴィ・ピノははつらつとした酸味と甘やかさを伴うジューシー感、ほんのり苦みもありますが、見た目以上に飲みやすいワインです。
味わいは1本目のリースリングと比べて真逆、かなり辛口でお食事に合わせやすい1本。

ワイナリー名 | ZLATI GRIC |
生産国 | スロヴェニア |
産地 | Podravje, Štajerska, Slovenia |
ブドウ | SIVI PINOT |
アルコール度数 | 12.5% |
おいしさが増すペアリング

オレンジのニュアンスがあるので、レモンではなくオレンジ果汁を入れてもいいかもしれません。
ふわりと華やぐ Ranina

最後は、スロヴェニアの土着品種・Ranina(ラニナ)。第一印象はキレイな酸!
このワインの香りはとてもおもしろいというのが第一印象。
こんな香りを感じました
- 八角のようなスパイシー感
- しっかり熟したマンゴー
- パパイヤ


このワインの味わいは?
ラニナの香りは華やかですが、味わいは非常にドライ。スッキリした味わいなので、万人受けする気がします。

ワイナリー名 | RADGONSKE GORICE |
生産国 | スロヴェニア |
産地 | シュタイエルスカ・スロヴェニアŠtajerska Slovenija |
ブドウ | Renina |
アルコール度数 | 11.77% |
おいしさが増すペアリング

ラニナには舞茸とベーコンを使ったキッシュがピッタリ!
おつまみの塩っけとうまみをワインがやさしく包み込んでくれました。
スッキリとした味わいなので、どんなお食事にも合わせやすいはずです^^
筆者のお気に入りはこれ!

3種類のなかで、一番のオススメは?

筆者のお気に入りは2番のSivi Pinot!

ワインだけでもおいしく楽しめます!

ほかにもこんなワインがあるよ

スロヴェニアは赤ワインは作ってないの?

赤ワインも作っていますよ!
一番多い栽培量はレフォシュクというブドウ品種ですが、ピノ・ノワールのような国際品種のワインも造られています。
スロヴェニアワインはどこで買えるの?

スロヴェニアワイン飲んで見たいけど、どこに売ってるの?

なかなか売ってないから、通販がオススメです!
その中でも、高品質なスロヴェニアワインだけにこだわっているスロヴェニアワイン専門店EAST TO EASTが便利。
スロヴェニアワインのまとめ
今回テイスティングした3本に共通していたのは、華やかな香りと芯しっかりした味わい。
スロヴェニアのことをあまりしらなくても、スロヴェニアの歴史を調べながら楽しむと、大人の知識欲を刺激されて楽しい時間を過ごせます♪
まずはお試しに1本、試してみてくださいね!
気になる方はこちらからチェック


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