はじめての小型ワインセラー比較購入ガイド|一人暮らしなら?オシャレなのは?

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そろそろ小型ワインセラーを買いたいけど、どうやって選べばいいかなぁ?

児島由佳

はじめて小型ワインセラーを買う方向けに、選び方~活用方法までを分かりやすくご紹介します!

この記事では、はじめて小型ワインセラーを買おうと思っている方向けに、(一社)日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート資格を持ち小型ワインセラーを持つ筆者が、選び方~活用方法をご紹介していきます。

こんなことが分かる記事です
  • 小型ワインセラーの選び方
  • 小型ワインセラーの使い方
  • おススメ小型ワインセラー5つ
目次

ワインセラーとは?ワインの保管で注意すべきこと6つ

ワインセラーはワインの保管にぴったりな環境を整えたワインの保管用冷蔵庫です。

ルフィエールワインセラー

実は、ワインは温度や光や振動などに敏感な飲み物。

以下のようなことに注意しないと、保管中に劣化してまずくなってしまうことがあります。

ワインの保管で注意すべきこと6つ

  • 温度が年間12~15度と安定した場所
  • 湿度が70~75%となる場所
  • 光が当たらない場所
  • 振動がない場所
  • 異臭がない場所
  • 瓶を横に寝かせて保管できる場所

ワインセラーはこれら6つをクリアしているから、ワインの保管にぴったりな環境を整えたワインの保管用冷蔵庫なんです。

でも、冷蔵庫はワインクーラーの代わりにならないの?

冷蔵庫とワインクーラーを比べてみると、こんな違いが。

ワインセラー冷蔵庫
温度
湿度
におい
置き方

冷蔵庫はワイン以外のものが保管されているからニオイがNG、さらに湿度や置き方がワインの保管に向いておらず、ワインを長期保管するには実は不向きなんです。

ワインセラーはワインを安心して保管できる場所なんですね!

ワインの保管に向いていない場所でワインを長期間保存すると、

劣化して酸っぱくなったり、香りが悪くなったり、せっかくのおいしいワインがまずくなってしまいます。

だから、せっかく買ったおいしいワインを保管するなら、

ワインをおいしいまま長期間保管できるワインセラー一択なんです。

ワインセラーを選ぶポイント6つ

ワインセラーはおうちに置くため、性能のほか、このようなことも気にするとGOODです。

  • 大きさと設置場所
  • デザイン
  • 性能
  • 収納本数
  • 温度帯
  • 価格帯

①大きさと設置場所

ワインセラーはワイン用の冷蔵庫なので、座布団枚分くらいの底辺と高さがあります。

収納本数によって高さが異なるので、設置場所のサイズも計って、事前に調べておくのが失敗しないコツです。

また、設置場所のオススメとオススメしない場所はこちらです。

おすすめの場所おすすめしない場所
・ダイニングのすみっこ
・リビングのすみっこ
・キッチンのすみっこ
・涼しい部屋
・寝室(ワインセラーから音が出るため)
・直射日光があたる場所
・気温が上がりやすい場所
・振動がある場所

②デザイン

ワインクーラーはリビングやダイニングのよく見えるところに置くので、オシャレなデザインだと気分が上がります。

ワインクーラーの値段が上がると、ライトや装飾が付いてオシャレなデザインになることが多いです。

デザインにこだわりがない人は、他の項目を基準にして選ぶのがオススメです。

③性能

ワインクーラーには大きく分けて「コンプレッサー式」と「ペルチェ式」の2種類に分かれます。

どちらもメリット・デメリットがあり、筆者のオススメは初期投資は高いけどワインをコスパよく安定的に保管できるコンプレッサー式のワインセラーです。

コンプレッサー式ペルチェ式
電気代省エネ・安め高め
冷却パワー強い
外気による制約はない
弱い
外気より15℃だけ冷える
製品価格高め安め
トータル評価

どうしても安いものがいい!という場合はペルチェ式を。

コンプレッサー式とペルチェ式の比較は、ワインセラーメーカー「さくら製作所」様のウェブサイトに詳細がありますのでご参考いただけます。

収納本数

ワインセラーはメーカーや商品によって収納本数がバラバラ。

大体の目安としてこのくらいの収納本数を目安にすれば失敗ないです。

  • 1~2人暮らしの場合→12本くらい
  • 3人以上の場合→20本以上

ただし、ワインが好きでたくさん在庫を持っている方は、一人暮らしでも20本以上の収納本数がオススメです。

温度帯

ワインには温度によって感じる味わいが変わる飲み物です。

そして、ワインの種類ごとにおいしく飲める温度帯があります。以下の表に一覧にまとめました。

温度帯おいしくなるワインの種類
よく冷やす(5~7℃)・スパークリングワイン
・ライトボディの白ワイン
・甘口のロゼワイン
・甘口の白ワイン
冷やす(7~13℃)・辛口のロゼワイン
・ミディアムボディの白ワイン
ワインセラーの温度(13~16℃)・フルボディの白ワイン
・ライトボディの赤ワイン
・ミディアムボディの赤ワイン
やや涼しい室温(16~20℃)・フルボディの赤ワイン

この温度帯に対応するため、ワインセラーは5〜20℃に設定できるようになっています。

スパークリングワインだけ保管するなら5~7℃の低い温度帯のもの、赤ワインだけ保管するなら16~20℃に対応するワインセラーを選べば失敗なしです。

色々なワインを保管したい方は5〜20℃に設定できるものを選ぶのがオススメです。

⑥価格帯

ワイセラーの値段は性能やデザインによってピンキリですが、小型ワインセラーだと3万円〜5万円程度が相場です。

長期熟成できるようなワインセラーだと小型でも10万円以上するものも。

はじめてのワインセラーなら5万円程度がおすすめです。

ワインセラーなら安心して保管できる理由3つ

ワインセラーがあればビギナーでも安心してワインを保管することができます。その理由を3つご紹介します。

ワインの種類によって保管温度を変えられる

ワインは温度帯によって香りや味わいが変化する飲み物。

温度が下がると温度が上がると
・フレッシュ感が際立つ
・華やかな香りが際立つ
・酸味がシャープに際立つ
・苦み渋みが強く感じられる
・熟成感や複雑性が際立つ
・香りの広がりが大きくなる
・酸味が柔らかくなる
・苦み渋みがやさしく感じられる

ワインの種類ごとにおいしく飲める温度帯じゃないと「ぬるくておいしくない」「冷えすぎてて渋い」なんてことも。

ワインセラーで自分好みの温度帯に設定しておけば、よりおいしくワインを楽しむことができます。

おすすめの温度帯

温度帯おいしくなるワインの種類
よく冷やす(5~7℃)・スパークリングワイン
・ライトボディの白ワイン
・甘口のロゼワイン
・甘口の白ワイン
冷やす(7~13℃)・辛口のロゼワイン
・ミディアムボディの白ワイン
ワインセラーの温度(13~16℃)・フルボディの白ワイン
・ライトボディの赤ワイン
・ミディアムボディの赤ワイン
やや涼しい室温(16~20℃)・フルボディの赤ワイン

ワインを横に寝かせて保管できる

ワインセラーがあればワインを横に寝かせて保管できるので、コルク栓が乾燥してしまう心配がありません。

もし冷蔵庫の中で立てて長期間保存してしまうと、コルクが乾燥してしまい「酸化」「蒸発」「破損」してしまうことも・・・

ワインセラーならワインを横に寝かせて保管できるので、このような心配はありません。

振動や直射日光を避けれる

ワインに振動が与えられると味わいや香りが不安定になったり、酸化が進んでしまってまずくなってしまうことがあります。また、直射日光を浴びると熱によって酸化劣化してまずくなってしまうことも。

ワインセラーがあれば、振動や直射日光を避けれるのでこのような心配はありません。

児島由佳

ワインセラーの置き場所は日光が当たらない部屋のほうが温度が上がらなくてGOODです

ワインセラーはおうちのココに置くのがオススメ

ワインセラーはワインの保管にぴったりな環境ですが、こんなところに置いてしまうとワインセラーの性能が台無しになってしまいます。

ワインセラーのNGな置き場所
  • 南向きの窓際など高温多湿な場所
  • 低温低湿な場所
  • 直射日光があたる場所
  • 屋外
  • 床が不安定で振動が起こりやすい場所

ワインセラーは日光が当たらず適度な湿度がある部屋に置くのがオススメです。

ビギナーにおすすめの小型ワインセラー

ワインセラーを初めて購入する人にもおすすめな小型ワインセラーをご紹介していきます。

いずれも10年以上保存する長期熟成用ではなく、数カ月~数年の短期保存用の小型ワインセラーです。


ルフィエールC15B

デバイススタイルDCF-C18W

さくら製作所SA22-W
アイリスオーヤマ小型ワインセラー
アイリスオーヤマPWC-251P-B
グローバルmuni
大きさ幅34.5cm×奥行45cm×高さ69.2cm幅29cm×奥行50cm×高さ116cm幅39cm×奥行53cm×高さ72cm幅約25.2cm×奥行約50cm×高さ約45cm幅36cm×奥行41cm×高さ86cm
デザイン黒色のみ黒色のみ黒・白黒色のみ5色
冷却方式コンプレッサー式コンプレッサー式コンプレッサー式ペルチェ式コンプレッサー式
収納本数15本18本22本8本12本
温度帯5~18℃5℃~20℃0~22℃25℃の環境だと8~18℃5℃~22℃
2つの温度帯
価格定価35,000円定価:74,800円定価79,800円定価15,800円100,000円前後
おすすめ度★★★★★★★★★★★★★★

詳しく見ていきましょう!

15本収納コンプレッサー式|ルフィエールC15B

ルフィエールはワインなどを輸入する株式会社都光が手掛けるワインセラーブランド。

エントリーモデルから長期熟成モデルまで、様々なラインナップがあるのが強み。

導入しやすいように、月々払いのサブスクリプション制のワインセラーもあります。

こちらはコンパクトでお値段も手ごろなエントリーモデル。

とりあえずワインセラーが欲しい!という方におススメです。

大きさ幅34.5cm×奥行45cm×高さ69.2cm
デザイン黒色
冷却方式コンプレッサー式
収納本数15本
温度帯5~18℃
価格メーカー定価35,000円
Yahooの口コミ

使用開始から2週間ほど経ちました。 音はとても静かです、30分に一回くらいモーターが回る感じの音がしますが、すぐ終わり、あとは無音です。 中の網は取り外し可能なので、箱ワインも楽々入りますし、高さのあるワインも下段に収まり大変使い勝手が良いです! 佇まいもかっこいいので、なんだかテンションあがりますよ。 来夏はこのワインセラーのおかげで、安心してワインの買い置きが出来ます。 購入して良かった〜‼︎

こんな人におすすめおすすめできない人
・そこそこ本数が入ってお値打ちなワインセラーが欲しい人・2つの温度帯で保管したい人

このメーカーの他の機種の購入レポはこちら

温度帯を2つ選べる18本収納コンプレッサー式:デバイススタイルDCF-C18W

デバイスタイルは株式会社デバイスタイルホールディングスが展開する家電ブランド。

スタイリッシュなデザインが多いことが特徴です。

こちらは2つの温度帯を持つタイプ。

小型のワインセラーだとほとんどが温度帯が1つしかないですが、こちらは便利に使い分けられます。

大きさ幅29cm×奥行50cm×高さ116cm
デザイン黒色
冷却方式コンプレッサー式
収納本数18本
温度帯5℃~20℃(2つの温度帯有)
価格メーカー定価:74,800円
アマゾンの口コミ

同じトールタイプのペルチェ式を二台使い潰した後の三台目で購入しましたが、コンプレッサーにして正解でした。ペルチェ式のファンの音より耳障りがなく意外と静かな低い音が時々する程度です。ツインルームでそれぞれに温度設定ができるので白、赤ワインを一緒にストック出来て都合が良いし冷蔵庫では冷え過ぎになるチョコレート、生菓子の保管に最適です。

こんな人におすすめおすすめできない人
・スパークリングワインも赤ワインも保管したい人・高さがあるワインセラーは好きじゃない人

22本収納コンプレッサー式|さくら製作所SA22-W

さくら製作所は日本の気候環境に合わせたワインセラー造りをしているメーカー。

ワインをおいしく飲むための研究開発を熱心に行っています。

ラインナップも非常に豊富で、小型から大型まで、マイナスまで冷やすことができる機種もあります。

小型ワインセラーさくら製作所

こちらはコンパクトなタイプ。ボディが白色でお部屋の印象を明るくすることができる優れものです。

大きさ幅39cm×奥行53cm×高さ72cm
デザイン白色・黒色
冷却方式コンプレッサー式
収納本数22本
温度帯0~22℃
価格メーカー定価79,800円
アマゾンの口コミ

大きさもちょうど良く、小さめな割に高級感もあってとても気に入りました。
下段にビールを冷やしているので温度設定は低くしてあります。
下段の方が高音になるようなのでワインを下に入れた方が良いのかも知れないですが、下段にでっぱぎあるのでワインボトルを収納するには横向きにする必要があります。
自分はワインの適温ににこだわりがなく、冷たいのが好きなのでこれでOKです。あんまりセラーの意味がないかも知れませんが。
冷蔵庫が黒なのでセラーも黒にしました。
あるだけできてテンション上がります。
良い買い物でした。

こんな人におすすめおすすめできない人
・白色のワインセラーが欲しい人
・0℃近くまでキンキンに冷やしたい人
・温度に特にこだわりがない人

8本収納ペルチェ式:コンパクトなアイリスオーヤマPWC-251P-B

コスパがよい家電でも有名なアイリスオーヤマのワインセラー。

8本収納のエントリーモデルで、ちょっとだけワインを保管したい方にピッタリ。

アイリスオーヤマ小型ワインセラー

ペルチェ式のため、キンキンに冷やすことはできませんが、とりあえず安くワインを保管したい方にピッタリです。

大きさ幅約25.2cm×奥行約50cm×高さ約45cm
デザイン黒色
冷却方式ペルチェ式
収納本数8本
温度帯25℃の環境だと8~18℃
価格メーカー定価15,800円
楽天市場の口コミ

ワインセラーとしては比較的小さめです。音はファンの音が少しだけ。外気温との差が小さい冬ではほとんど気になりません。温度差は15℃までなので、8℃設定では4月までが使用限度。私は4月にはワインを全部飲んでワインセラーをしまうようにしています。

こんな人におすすめおすすめできない人
・とにかく小さいワインセラーがいい人
・安さ重視の人
・ワインを定期的に買って在庫が増えがちな人

インテリア重視の12本収納:グローバルmuni

ワイン関連グッズを取り扱うグローバルが手掛けるオシャレなワインセラー。

正面のガラス窓からボトルデザインが見えるのがオシャレなポイント。

大きさ幅36cm×奥行41cm×高さ86cm
デザイン5色のバリエーション
冷却方式コンプレッサー式
収納本数12本
温度帯5℃~22℃
価格10万円前後
こんな人におすすめおすすめできない人
・とにかくオシャレなデザインがいい人・デザインにこだわりがない人

ワインセラーはこんなことにも使えてコスパ良い!

ワインセラーはワインを保存する以外にも、こんなものを冷やしておくこともできます。

お酒で冷蔵庫がいっぱい!なんてことはもうなくなります。

  • ビール
  • 日本酒
  • ペットボトル飲料など
児島由佳

匂いが出ないものは冷やしておいてOK!

ワインセラーQ&A

最後にワインセラーにまつわるQ&Aをご紹介します。

電気代が高くなるのがこわくて・・・

小型のワインセラーなら1か月1,000円~2,000円の電気代になることが多いです。

例えばルフィエール 「C15B」を電力単価27円の場所で使う時:0.085(kWh)×27(円/kWh)×24(時間)×30(日)=1,652円/1か月

ワインセラーがあれば買ったワインを全ておいしく飲めるようになるので、必要経費として考えてもいいと思います。

通販して自分で搬入できるかな?

小型ワインセラーの重量は小さいもので約10kg~20kg。

女性一人で運ぶとちょっと大変なので、家の中まで開梱してくれるサービスをつけての通販がオススメです。

筆者は開梱サービスをつけて通販購入しましたが、段ボール箱などのゴミも持ち帰ってもらえて楽ちんでした。

故障したらどうしよう・・・

メーカー保証を利用できます。保証期間を過ぎた場合は、残念ながら有償修理となります。

冷蔵庫と同じように、家電なのでいつかは壊れます。

まとめ

小型ワインセラーはおうちワインがもっと快適になるツール。

おすすめ機種のまとめ


ルフィエールC15B

デバイススタイルDCF-C18W

さくら製作所SA22-W
アイリスオーヤマ小型ワインセラー
アイリスオーヤマPWC-251P-B
グローバルmuni
大きさ幅34.5cm×奥行45cm×高さ69.2cm幅29cm×奥行50cm×高さ116cm幅39cm×奥行53cm×高さ72cm幅約25.2cm×奥行約50cm×高さ約45cm幅36cm×奥行41cm×高さ86cm
デザイン黒色のみ黒色のみ黒・白黒色のみ5色
冷却方式コンプレッサー式コンプレッサー式コンプレッサー式ペルチェ式コンプレッサー式
収納本数15本18本22本8本12本
温度帯5~18℃5℃~20℃0~22℃25℃の環境だと8~18℃5℃~22℃
2つの温度帯
価格定価35,000円定価:74,800円定価79,800円定価15,800円100,000円前後
おすすめ度★★★★★★★★★★★★★★

小型ワインセラーをお家にお迎えして、もっと快適なワインライフを楽しんでくださいね。

テーブルの上でワインを冷やすクーラーもあるよ!

\インスタグラムでもワイン情報を発信中/

児島由佳
ワインコンテンツプロデューサー/ワインライター/ワイン講師
㈳日本ソムリエ協会会員
認定ワインエキスパート

2019年にワインエキスパート資格に一発合格。
その後、ワインメディア「ワインがあるくらし」を立ち上げ、20回以上200名を集客した独自イベントを開催。ワイン愛好家の育成、ワインを使った観光集客、顧客囲い込み、チームビルディングを行っています。ワインの事業他、自社では企業の教育研修プログラムを担当。ソムリエとしても活動。好きなワインはアルザスの白ワインとシャンパーニュ。

コラボ・お仕事のご相談などはお問い合わせからどうぞ。
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